【本】恋愛のいろいろを抜粋
わたし、恋をしました。
最近、といっても数ヶ月前ですが。だから過去形です。
初恋から20年以上たったこの歳になると、自分の恋に落ちる規則性が見えてくる。
そもそも恋愛とは何だろう。
すごく小さな頃、恋愛ホルモンが分泌される事で恋をするのだという事を学んだ記憶がある。
それは快楽物質を脳内に充足させ、興奮と緊張を引き起こす。
その状態とは、「恍惚」という言葉で表すのが一番。嗚呼なんて脳って快楽主義。
そのホルモンを分泌するトリガーは、自分の経験の範囲なのだけれども、いつも下記が当てはまる。
①「手に入らないからこそ膨らむ対象の美化」 →妄想
②「先行きが見えない不安」 →自分の精神状況
③「自分にはない、手に入れたい才能がある」 →コンプレックスの投影/理想像の投射
自分が勝手に舞い上がっているからこそ、恋は成立してきた。
また吊り橋効果という心理学の実験例が示す通り、自分自身がとても不安定で緊張している状況の時にホルモンは分泌されやすいそうな。
つまるところ、れんあいって、「快楽」と「救済」の追求に他ならないのだ。
でも愛とはまた本質が別だろう。
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恋愛と偉人たち。
「ぼんやりしている心にこそ恋の魔力が忍び込む」 シェイクスピア
「恋は落ちるものだ」 江國香織
「心変わりせぬことは恋愛の妄想である」 ヴォヴナルグ
「恋というものは何とおそろしい情熱だろうか。それなのに、世間の嘘つきどもは、恋をあたかも幸福の源泉のように言っている」 スタンダール
「恋愛には四つの種類がある。情熱の恋、趣味の恋、肉体の恋、虚栄の恋。」 スタンダール
「二十代の恋は幻想である。三十代の恋は浮気である。人は四十代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る」 ゲーテ
「恋愛は仕事のない人々の仕事である」 モンテスキュー
「恋は幻なんて言う真実は忘れてしまえ。恋愛は、人生の花なのだから」 坂口安吾
「星は薔薇色に泣いた 君の耳の中核で」 ランボー
たくさんの言葉があって、格言があって。
恋っていろんな見方があるから面白い。
心動かす事ができる恋愛は、無いよりはある方が毎日がリズミカルになるし、いーじゃんねえ。
わたし自身へ。
「命短し恋せよ乙女」 吉井勇
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