【アート】名和晃平 ─ シンセシス展、駆け足で

名和晃平シンセシス

あわあわぶくぶく。
「Cell」をコンセプトに、以下のような作品を手がける彫刻家。

PixCell-Elk#2 2009


MOTに行ったついでに駆け足で鑑賞。

企画として面白い。
まずは知識を与えずに、感覚としての鑑賞。意味は何か自分なりに考える回。
そして終わりにやっと作品パンフレット(新聞紙サイズを1-2枚)がもらえて、作品のモチーフ、コンセプトをパンフレットで学びながら、マップのごとく利用してもう一度鑑賞。
伝統的な美術館には行かないような若い女性2人連れが多かった。

セルによって視点が屈折し、視点の変化によって自身の視覚範囲が一つの作品として切り取られ成立する。
作品自体に形はあるが、これは形而上芸術。

ただデザインテイストを盛り込みすぎているため、哲学するよりかはフィーリングで楽しむ方が向いている。
「ふしぎっ」「なんでーすごい」「きれいぃ」「きゃっ」みたいな。
エンターテインメント、デザインイベントとしては良いのではないかしらん

時間がなく、二回目の鑑賞はカット。
「Cell」のもう一つレイヤーが下の、彼が言いたかったであろう細かいバリエーションを楽しめなかったのが残念。